イベントドリブン型の市場
まとめ:市場のボリュームは減少し続けている。ほとんどのアルトコインは横ばい。ビットコインオプションのインプライド・ボラティリティーは非常に低いレベルまで低下した。市場はイベントドリブンに動いている。
・市場全体時価総額が下落。
先週、デジタル資産の時価総額は下落。17748億ドルから17141億ドルまで下落。ビットコインは51000万ドルの安値と58000ドルの高値を記録した。
・上位100位のデジタル資産は上下交互。
先週のデジタル資産トップ100のうち54が上昇、46が下落。
・ビットコインの演算能力が上昇。
ビットコインの週間の平均演算能力は約167.76 EH/s、先週と+5%上昇。
・ビットコインの活性度が上昇、イーサリアムオンチェーンの活性度が低下。
ビットコイン上の資金移動回数は-3.6%、平均アクティブアドレス数は-0.5%、平均取引額は+4.5%。
イーサリアムチェーンの平均取引件数は-0.6%、アクティブアドレスの平均取引件数は+0.8%、チェーンの平均取引額は+4.6%となった。
・取引所取引高は-9.8%減。
先週、当社が追跡した10の取引所では、取引高が週比-9.8%減少した。 Binanceは-9.8%、Bitfinex、Bitstamp、Coinbaseはそれぞれ-21.9%、-5.5%、-1.8%の変動となった。
・先物のオープンポジションは192億ドルに下落。
先物市場の取引量は週ベースで-7.4%減少、オープンポジションは約192億ドル。
・ステーブルコインは590億ドルまでに増加。
USDTは先週9.2億ドル増、USDCは8.6億ドル増、ステーブルコインは合計23億枚の増加となった。
・センチメントが低下
ニュース面は市場を動かす。先週はビットコインが調整、暗号資産市場全体のパフォーマンスが小動き。「グレースケール・ビットコイン・ファンド」は、シェアはほとんど変化がなく、ディスカウントの状態が続いた。カナダで上場しているビットコインETF-BTCCは、この1週間で600枚以上のBTCを追加保有した。
テスラがBTC決済に対応することを発表したり、VISAが米ドルのステーブルコイン決済に対応したりすることを発表するなどのニュースに市場が反応した。
ビットコインオプションのIVは非常に低い水準まで低下しており、デリバティブ・トレーダーが今後の相場をフラットと判断することを示唆している。先週は分散型ストレージ分野が注目されていた。

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