「ブロックチェーン+IoT」と新型インフラ

中国国家発展改革委員会からの「新型インフラ」の定義によると、ブロックチェーンは基礎インフラの新規技術に属し、IoTは通信ネットワークインフラに属する。両者は共に「新型インフラ」の代表的な技術である。本稿は、

①ブロックチェーンとIoTの間ではどのようなシナジー効果が生じる可能性あるのかと、

②どのようなソフトウェアやハードウェアの技術サポートが必要であるのか、

という問題を検討したいと思う。


一、「ブロックチェーン+IoT」の中核問題:

ブロックチェーンは情報インターネットと価値インターネット(IoV)の機能を兼ね備えているため、このような二つの応用方向に対応し、IoTとの繋がる点が多いと言える。

ブロックチェーンは主に、サプライチェーン管理(SCM)・偽造防止と追跡・貧困扶助・医療健康・食の安全・公益活動と社会支援などの場面に利用されている。情報インターネットとするブロックチェーンの応用は、分散型台帳でオフチェーンの商品・薬品・食品と資金などの流れを記録することで、上流と下流における異なる部分を相互的に検証させ、分散されたデータの間で繋がりを作り、全フロー管理を実現する。ブロックチェーンに情報を記入することは、「情報が改竄できない」という意味だけであるが、オフチェーンの情報が記入される前に情報の真実性と正確性が保証されなければ、オンチェーン情報の真実性と正確性を高めることはできない。そのため、情報インターネットの応用において、解決すべく中核問題は、どのようにオフチェーンの情報をブロックチェーンに記入する前の真実性と正確性を確保することである。

一方、ブロックチェーンは価値ネットワーク(IoV)とする時、資産やリスクの移転に関わる。価値は現実世界の資産から生じ、経済メカニズムを介してブロックチェーンのトークンと連携する。ブロックチェーンは金融インフラの機能を発揮し、即時決済・清算自動化・知能化のメリットがある。中央銀行から発行されたデジタル通貨とステーブルコインの発展に伴い、ブロックチェーンを価値インターネット(IoV)とする応用ケースはますます多様になる。

「ブロックチェーン+IoT」について、以下三つの中核問題を議論する必要がある。一つ目は、①IoTデバイスから生み出されたデータはどのようにブロックチェーンにアップロードするか、②どのように記入される前のデータの真実性と正確性を確保するか、ということである。二つ目は「ブロックチェーン+IoT」におけるデータ分析方法と応用ケースである。三つ目は、IoTデバイスはデジタル通貨の取引に参加し、ブロックチェーンのスマートコンタクトを利用することが可能だろうか、ということである。


二、「ブロックチェーン+IoT」の実施可能性

IoTデバイスは周辺から持続的に地理的位置・温度湿度・速度・高度などのデータを取得することができる。しかしIoTデバイスが攻撃される場合、IoTデータソースは信頼性を失う可能性がある。以下は二つのIoTデバイスに攻撃する手段を説明する。一つ目に関して、IoTデバイス自体が盗まれ、デバイス内部と外部の接続部分が改竄される場合、デバイスは誤ったデータを収集してクラウドまたはブロックチェーンにアップロードしてしまうことがある。二つ目に関して、IoTデバイスの秘密鍵が盗まれ、通信や認証を破って、存在するデバイスになりすまし、もしくは存在していないデバイスを存在したように見せる、偽造データがアップロードされることもある。そこで、その二つの攻撃手段に対応するため、以下二つの対策を述べる。



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