HashKey Group、アジア初の機関レベルのプルーフ・オブ・ステーク流動バリデーションサービス「EPotter」をローンチ、流動ステーキング・トークン「epETH」を始動

2022/10/07

香港、2022年9月27日ー アジアのデジタル資産金融サービス企業であるHashKey Group(以下「HashKey」または「Group」)は、機関レベルのプルーフ・オブ・ステーク・流動バリデーションのソリューションであるEPotterをローンチしました。EPotterはアジア初のサービスであり、ロックされたETHとステーキングで得た報酬の所有権をERC-20で表現するepETHトークンも導入しています。

譲渡可能な epETH トークンを所有することで、epETH トークン保有者(以下「トークン保有者」)は、バリデーション報酬を得ることができる一方、希望に応じて流通市場で取引できる柔軟性を維持することができます。これは、イーサリアム・ブロックチェーンで引き出し機能が有効になるまで(「上海アップグレード」後の2023年に実現予定)、ETHをロックアップする必要がある従来のイーサ(「ETH」)ステーキングに対して優位性を持つアプローチです。

特定の投資家は、サービシングエージェントを通じてETH、フィアットまたは他のデジタル資産でepETHを取得することができます。投資家のETHはその後、イーサリアムのブロックチェーンにロックされ、バリデーションサービスのプロバイダーはトランザクションの検証に携わってepETHトークン保有者のためのバリデーション報酬を積み上げていきます。ローンチ時、1 epETHは1 ETHと等価です。

初回トークン生成日 2022年9月21日
換算レート(ETH:epETH) [ロックされたETHの合計額 + (加算されたETHのバリデーション報酬 – バリデーションサービス手数料)] / 発行済EPETH合計
バリデーション収率 イーサリアムネットワークの状況に応じて、手数料前の年間バリデーション利回りを6-8%と予測。
償還可能性 Ethereum Proof-of-Stake ブロックチェーン上でステークされたETHの引き出しが可能になると、HashKey Groupのバリデーションサービスプロバイダーを通じて、換算レートにより変換可能になります。
スマートコントラクト監査 セキュリティ監査企業であるSlowmist Technology Co.,Ltd による監査を受けています。

表1. epETHの要項

HashKey Groupの事業開発責任者であるNejteh Demirianは、”最近のデジタル資産のエコシステムにおける市場の乱高下やプラットフォームのインシデントにより、信頼できるサービスプロバイダーへの需要が高まっています。”と述べています。

「HashKeyのEPotterのプルーフ・オブ・ステーク流動バリデータノード・ソリューションは、現在epETHを提供しており、トークン所有者はイーサリアムに100%アクセスすることができ、同時にバリデータノードの運用で発生する利回りによる経済的利益を享受することができます。EPotterは、オンチェーン透明性の利点に加えて、デジタルアクセスプラットフォームとKYC/AMLプロセスを提供するサービスパートナーに選択的に関与しています。これらの機能は機関投資家に高く評価されており、現在のところ、同じレベルの技術力を提供している同業他社はない状況です。」

Wancloud Limited(以下、HashQuark)は、epETHのバリデーションサービスプロバイダーに選ばれ、トークン保有者に代わってステーキングされたETHバリデーションノードを運用してトランザクション検証サービスを提供するだけでなく、没収ペナルティの費用も負担します。2018年に設立されたHashQuarkは、運用資産における世界のトップ10 Staking-as-a-Service プロバイダーの常連であり、現在イーサリアム、ポルカドット、ソラナなど40以上の主流なブロックチェーンでのステーキングをサポートしています。HashQuarkは最近、サービス下の資産総額が32億米ドルを超え、「マージ」前にステークされたETH総量のうち約4%をステークしています。

EPotterのローンチは、イーサリアムネットワークがプルーフ・オブ・ワークからプルーフ・オブ・ステーク・ブロックチェーンへの正式移行をつい最近完了したタイミングで行われました。ConsenSysの最近のレポートによると、カストディアンや組織は過去数ヶ月間、ETHをステーキングに割り当てることが増えており、2022年9月15日に発生した「マージ」の成功後も、プルーフ・オブ・ステークのバリデーションにおける機関需要は引き続き上昇すると予想されます。

HashKey Groupのエグゼクティブプレジデントであるミシェル・リー氏は、「ETHのプルーフ・オブ・ステークのバリデーションにおける最近の機関投資家の強い需要は、それがもたらす不労収入獲得の機会やその他の利点を活用する機関市場の準備と熱意を象徴しており、EPotterはそうした市場の高まるニーズに対応するものです。我々は、特化型の技術サービスと堅牢なソリューションを構築し、HashKey Groupがデジタル資産ポートフォリオの構築と加速を目指す機関投資家にとって最高の選択肢の一つであることを示し、位置付けを進めていきます。」と述べました。

HashKeyは、アジアに拠点を置く機関投資家やプロの投資家が、デジタル資産のエコシステムに参加するためのワンストップ窓口となることを目指します。HashKeyの投資部門の一部を構成するHashKey Capital Limitedは、最近、香港証券先物委員会(以下「SFC」)からタイプ9資産運用ライセンスのアップリフトを認められ、完全に仮想資産のみで構成されるファンドを運用することが可能になりました。また、2022年4月には、SFCから仮想資産の取引と仮想資産取引プラットフォームの運営について、それぞれタイプ1(証券の取引)およびタイプ7(自動取引サービスの提供)のライセンスで原則的な承認を得ています。さらに、ノン・カストディアル・ウォレットであるHashKey Meと、スマートコントラクトベースの分散型識別子プロトコルであるHashKey DIDは、ユーザーのWeb3体験を向上させる新機能を最近リリースしました。

 

EPotterとepETHの詳細についてはこちらをご覧ください。

https://www.epotter.io/

 

翻訳: 株式会社HashKey DX

原文: HashKey Group Launches EPotter, Asia’s First Institutional-Grade Proof-of-Stake Liquid Validation Service, and Debuts Liquid Staking Token epETH

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